高い原本維持⼒と⾼速処理を実現!
国産ファイル無害化エンジン
Fast Sanitizer

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Fast Sanitizerとは

標的型攻撃メールによる悪意の侵入を防御する為、生まれました。

2015年5⽉は公的機関から、2016年3月には⼤手旅行代理店から、標的型メール攻撃に起因して大規模な情報漏えい事故が発生しました。
これらの事故は、メールに添付された悪意の含まれたファイルを開封してしまった事で引き起こされたと報じられています。
当社がこの度発表する「新製品名:Fast Sanitizer(ファスト サニタイザー)」は、
ファイル内に悪意を仕込みやすい「マクロ領域」の除去や、PDFファイル内に仕込まれたJavascript、画像ファイル内のメタデータなどの
領域を全て削除・消毒し、侵入を防御する為のファイル無害化エンジンです。

CYLLENGEの無害化アプローチ

CYLLENGEは、これまで数々のセキュリティ製品をリリースしており、2015年1月にリリースした標的型攻撃メール訓練サービスは、
2016年5月にCYASと名称変更し、ASPICクラウド・IoTアワード2016 支援業務系グランプリに輝いています。このサービスに活用されている、
「ファイル内に情報収集用ビーコンを埋め込むノウハウ」が、後にファイル内から悪意を除去する「ファイル無害化」技術に繋がっています。

ユーザーの運用に合わせた無害化手法、レベルの設定ができる
高速に無害化処理できる
2バイト言語でも高い原本維持性能を持つ

この3つをコンセプトに確立したファイル無害化技術を「FAS Technology(ファステクノロジー)」と名付け、さらに無害化エンジンとして
製品化したものが「Fast Sanitizer」です。

FAST

5つの特徴

  • Microsoft Officeファイル、PDFファイル、画像ファイルから、悪意が仕込まれやすい「スクリプト領域」「メタデータ領域」、さらに埋め込まれた「 OLEオブジェクト」などのリスク部位を除去!
  • 約5倍高速な無害化処理を実現。(※当社比:マクロ除去モード利用時)業務に影響を与えず、しかも高い原本維持性能を持つため、スマートなファイル無害化運用が可能です。
  • フォルダ連携・共有機能が標準で実装されているので、単体でファイル無害化の運用を実現。運用開始の手軽さも本製品の特長です。
  • Active Directoryと連携する事が可能。ユーザー管理はもちろん、ログ管理とも連動。更にはユーザー毎の専用フォルダを自動生成し、アクセス制御まで自動で実行。
  • コアロジックは、全国41都道府県、350以上の団体への導入実績があり高い信頼性を誇ります。

動作イメージ

Fast Sanitizerは、2種類の接続手法を用意しています。 ※製品は異なります。
フォルダ連携・共有機能を標準で実装し、ファイルを設置するだけで無害化されるフォルダ連携・共有モデルと、
WEB-APIを介して無害化処理を行うAPIモデルです。

フォルダ連携・共有モデル

フォルダ連携・共有モデル

無害化したいファイルを、無害化アプライアンス内にある自分専用フォルダ内「IN(無害化前)フォルダ」へ格納します。 この際、Active Directory連携を行っているので、自分専用フォルダ以外へはアクセスできません。 無害化アプライアンスのFast Sanitizerが常にINフォルダ内のファイルを監視。ファイルが設置されると即座に無害化処理を実行します。
無害化したファイルは、同一ユーザーの「OUT(無害化後)フォルダ」へ設置します。 処理終了後は、INフォルダ内の無害化前ファイルは削除します。 ユーザーは、OUTフォルダから無害化されたファイルを取得します。

API モデル

API モデル

ユーザーに対して、ファイルを無害化するインターフェース(他社開発)から、無害化したいファイルを選択します。 無害化したいファイルを、WEB-APIを介してFast Sanitizerに対しリクエストします。(他社開発) WEB-APIは受領したリクエストの通り、Fast Sanitizerを利用して無害化処理を実行します。
無害化されたファイルを、WEB-APIの仕様に沿ってレスポンスとして別システムへ返却します。 無害化されたファイルをユーザーに対して引き渡します。(他社開発)  

主な機能

Fast Sanitizerの代表的な機能をご紹介します。

無害化処理ステップ&対象ファイル形式

Fast Sanitizerのファイル無害化処理ステップ、および対象ファイルに関しては、
本製品に実装しております弊社独自のファイル無害化技術「FAS Technology」紹介サイトにてご案内しております。
詳しくは以下のバナーよりご参照ください。

活用例

Fast Sanitizerは、以下のような活用例もございます。

  • 自治体様の「自治体情報システム強靭性向上モデル」への対応
  • ネットワーク分離環境下で基幹ネットワークへのファイル持ち込み時の検疫
  • ファイルの無害化と同時にメールの無害化
  • ネットワーク分離環境を実現する「仮想ブラウザ」と連動

連携ソリューション

Fast Sanitizerはシステムと連携する事で、高い安全性と利便性を実現します。

メール無害化ソリューション「CyberMail-ST」と連携

添付ファイルを自動で無害化し、再添付。
ユーザーは一切業務フローを変えずにセキュリティレベルを引き上げる事が可能になります。

CyberMail-STとの連携
連携イメージ
1
添付されたファイルは、Fast Sanitizerにて無害化処理を行い、無害化済ファイルを再添付。
2
全件メールをCyberMail-­STにて無害化処理を行い、イントラネットセグメントに転送。

※リリース日程及び詳細仕様については別途サイバーソリューションズ株式会社にお問い合わせください。

仮想ブラウザ「SCVX」と連携

インターネット接続系ネットワークと基幹系ネットワークを分離し、インターネット上から入手したファイルを無害化しながら、
安全に基幹系ネットワーク内に持ち込む事が可能となります。

SCVXとの連携
連携イメージ
1
SCVXにてインターネット接続系ネットワークと基幹系ネットワークを論理的に分離
2
社内PCからSCVX経由でインターネット上のWebサイトへアクセスし、
ファイルをSCVXの仮想コンテナ内にダウンロード
3
ファイル一覧画面から無害化したいファイルを選択し、「ファイル無害化」を実行
4
SCVXからFast SanitizerへWEB-­APIを介して対象ファイルを連携
5
Fast Sanitizerが対象ファイルを無害化し、SCVXへ返却
6
SCVXから、基幹系ネットワークに無害化済みファイルを持ち込む

※リリース日程及び詳細仕様については別途ジェイズ・コミュニケーション株式会社にお問い合わせください。

データ受け渡しツール「Crossway/データブリッジ」と連携

物理的にインターネットから分離した環境へも、無害化を意識することなく安全なファイル移動が可能です。

Crossway/データブリッジとの連携
連携イメージ
1
インターネット接続系端末にて、Fast Sanitizerへ授受したいデータをアップロードすることによって無害化を実施
2
無害化されたデータは、データブリッジにより自動的に基幹系端末へ受け渡し

※リリース日程及び詳細仕様については別途NTTテクノクロス株式会社にお問い合わせください。

価格表

Fast Sanitizerは、お客様の利用されている仮想基盤上で動作する「仮想アプライアンス」製品です。
製品を基板上へデプロイするだけで、すぐさまファイルの無害化運用がスタートできます。
対応仮想基盤はVMware ESX及びESXi Hyper-V KVM環境となります。
また本製品は、仮想アプライアンス1台に対しての割り当て可能なコア数に応じたラインナップ構成となっています。
冗長構成については、仮想基盤側の機能を利用した場合、その内容に応じてもライセンス費用が可変します。
詳細はお問い合わせください。

仮想アプライアンス価格表

※価格は全て消費税率10%の総額表示です。

フォルダ連携・共有モデル
標準価格 年間オフサイト
保守費用
5年オフサイト
保守費用
年間オンサイト
保守費用
5年オンサイト
保守費用
V-FS-1SMB
(コア数:1)
サブスクリプションライセンスです
お問い合わせください
V-FS-2SMB
(コア数:2)
V-FS-4SMB
(コア数:4)
V-FS-6SMB
(コア数:6)
V-FS-8SMB
(コア数:8)
V-FS-12SMB
(コア数:12)
V-FS-16SMB
(コア数:16)
APIモデル
標準価格 年間オフサイト
保守費用
5年オフサイト
保守費用
年間オンサイト
保守費用
5年オンサイト
保守費用
V-FS-1API
(コア数:1)
サブスクリプションライセンスです
お問い合わせください
V-FS-2API
(コア数:2)
V-FS-4API
(コア数:4)
V-FS-6API
(コア数:6)
V-FS-8API
(コア数:8)
V-FS-12API
(コア数:12)
V-FS-16API
(コア数:16)
オプション
オプション名 標準価格
アンチウイルス初期費用
お問い合わせください
アンチウイルス年間費用
その他
その他作業 標準価格
導入構築パック 別途お見積り

※…フォルダ連携・共有モデルとAPIモデルは別ライセンスとなります。

※…有償オフサイト保守サービス窓口ご対応 9:00~18:00 ※土日・祝日・弊社が定めた休業日を除く(電話・メール受付)

※…有償オンサイト保守サービス窓口ご対応 9:00~18:00 ※土日・祝日・弊社が定めた休業日を除く 翌営業日対応(電話・メール受付)
東京23区、横浜市、名古屋市、大阪市、神戸市、京都市(対象地域でも一部地域では対応できない場合がございます。)

※…割り当て可能なコア数はライセンスによって上限が決まっております。

※…メモリは選定されたコアプラン以上のメモリ数をご用意ください。

※…HDDは300GB以上ご用意ください。(全プラン共通)

※…LDAP連携機能は標準実装されています。

※…冗長構成:HA構成は1.7倍、FT構成は2倍のライセンス費用/ライセンス保守費用が必要となります。

クラウド価格表(APIモデルのみ)

※価格は全て消費税率10%の総額表示です。

プラン コア数 推奨ユーザー数 初期費用 月額費用
1コアプラン 1 ~250人 110,000円 38,500円/月
2コアプラン 2 ~500人 66,000円/月
4コアプラン 4 ~1,000人 110,000円/月
6コアプラン 6 ~1,500人 165,000円/月
8コアプラン 8 ~2,000人 198,000円/月
12コアプラン 12 ~3,000人 264,000円/月
16コアプラン 16 ~4,000人 330,000円/月
サービスご利用について

当サービスのご利用につきましては、CYLLENGEクラウドサービス利用規約(2024年1月16日改定)に同意するものとします。

動画で見る!Fast Sanitizer

Fast Sanitizerについて、標的型攻撃の脅威やファイル無害化の重要性も交えた動画でわかりやすくご説明します。

お問い合わせ

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